理事長 あいさつ
この4月よりAICJの理事長を拝命しました鈴木大地です。この素晴らしい学園の理事長に就任致しましたことを大変光栄に感じております。
さて、AICJはインターナショナルバカロレア(以下IB)認定校になります。IBとは、国際バカロレア機構(本部スイス)が提供する国際的な教育プログラムのことです。「IBは、世界の複雑さを理解し、そのことに対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保する」ことを目的として設置されました。*
IB教育は、国際的な評価も高く、表現力、発信力、企画力を伸ばすことで知られ(令和4年5月現在)世界約160の国と地域の約5500校に導入されております。そのIBディプロマを取得した優秀な人材を世界の名門大学が求めています。つまり本学で学業を修めることは、世界への切符を手にすることにつながります。
とはいえ、IB認定校は我が国だけでも何十校とあり、更に数多くのインターナショナルスクールも存在します。では本学独自の強みとは何でしょうか?
①系列のAICニュージーランド校のIB教育ノウハウを日本に取り入れていること。
②日本の中学受験を経験した生徒にもカスタマイズした教育を提供できていること。
③IBの教員もIBの授業と日本のIB選択前の中学生の授業両方とも担当してきたことで日本の教育の細やかさとIB教育と融合した教育が提供できていること。
本学の強みは、既に海外で実績のある系列校のノウハウを自国でも通用する形にアレンジし、日本の受験を経験した生徒にもフィットする授業をキャパシティーの広い教員が指導しているということに尽きます。
実際に本学に入学しますと、中学で英語イマージョン教育と従来の日本型教育との融合を行う中で、IBを生徒が知り、各自の進路を自らが決める3年間を過ごします。高校では自ら選択したIBコースまたは国内大学進学コースで、海外および国内大学へ自らの進路を切り開く3年間を過ごします。つまり、本学では、従来の日本の学校とインターナショナルスクールの良いところを抽出した教育運営をしているので、自らの適性にあった進路を選択することができるのです。
ハイレベルな教育を提供し、特に外国語を通して教育を受けた生徒が、我が国への貢献に留まらず、国際的にも活躍してくれる人財となることを確信しており、本学は、国内外の一流大学への入学機会を提供するというだけでなく、「IBの使命」である「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」*を通じて、生徒が、日本さらにはグローバルな社会で立派な貢献を果たすような人財となることを期待しております。AICJの卒業生には、その能力を十分発揮して、人々の生活にすばらしい変化をもたらしてくれる実力が身についているはずです。
これからも皆さん一人一人を温かくサポートしながら成長を見守ってまいります。
学校法人AICJ鷗州学園理事長 鈴木 大地
校長 あいさつ
AICJでは高い教育水準を保ち、生徒達が日本の将来に大きく貢献するだけでなくグローバルコミュニティーの一員として国際的に活躍できるエリートの育成を目指しています。その目標を達成するために、生徒は学校生活を通して「自立」と「貢献」の意味を理解し実行することを学びます。それがグローバル社会で成功するために必要なスキルの中核となるからです。学生たちは様々な場面で指導を受けることで、学校や地域における自分たちの役割を認識し、本校生徒としての自覚と責任が芽生えていきます。そして校内はもとより地域社会での立ち振る舞いについて学び、他人に対する尊敬の念、思いやる心を育みます。こうして生徒は学校生活を通して、正義感ある言動を貫く強さと人のために何かができる優しさを身につけていきます。
本校では、高い実績に裏づけられた独自のカリ キュラムに則って、指導力ある教師陣が授業を行います。生徒は学習面において高い学力を求められ、一流大学の合格を見据えた目標を立てて取り組んでいきます。そこで、英語を身につけることは本校生徒にとって不可欠です。ここではカリキュラム広範に渡って英語を学び、グループ校のAIC高校ニュージーランド校で実施される語学研修などに参加する機会があります。また、国内カリキュラムにおける指導では英語力をさらに強化し、グローバル市民の一員となる準備をしていきます。本校の授業では生徒の学力を高めるため高度な指導プログラムを導入していますが、大切なことは生徒一人一人が自分の目標達成のために責任をもって努力することです。優秀な成績を目指す道のりの中で、生徒は様々な困難な壁を乗り越える術を学んでいきます。それは「自立」と「貢献」への取り組みの中で身につくこともあるでしょう。そして、試行錯誤の中から自らの答えを導き出し、自分の長所を伸ばしていきます。さらに、得られた知識は仲間への道しるべとして共有しながらも互いに切磋琢磨していくのです。
私たちはAICJの生徒が大人へと成長する過程ですばらしい社会性と学力を身につけてくれることを確信しています。それらのスキルは国内外の一流大学への鍵になるだけでなく、広島という地域や日本、さらにはグローバルな社会で立派な貢献を果たすためにも不可欠です。AICJの卒業生にはその能力を十分発揮して人々の生活にすばらしい変化をもたらしてくれることを期待します。
AICJ中学・高等学校長 David Cooper